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12. いびきは呼吸障害である

わたしたちが普段なにげなく接している「いびき」、いびきは熟睡している証拠ではありません。呼吸障害のひとつです。いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインであることがあります。今回はいびきと睡眠時無呼吸症候群について解説しています。

いびきは呼吸障害である

気持ちよさそうに眠っているヒトをみると、「気持ちよさそうに眠っているな」と、周囲からは見えます。しかし残念ながら、いびきは呼吸障害です。

いびきの原因はさまざまなものがあります。例えば、花粉症や気管支炎、風邪などによって、鼻水によって鼻が詰まることでも引きおこされます。

たまにいびきをかく程度であれば、特に気にすることはありません。しかし、いびきが習慣化していたり、ほぼ毎日いびきをかいているひとは注意が必要となります。

いびきによってからだに起きることは、睡眠中に呼吸がとまったり、呼吸をしていても、のどの空気の通りが悪いため、呼吸の質が低い「低呼吸」の状態になっていたりします。呼吸がおこなわれなければ、私たちに必要な酸素を取りこむことができなくなってしまいます。睡眠時、とくにレム睡眠の深い睡眠に入っていると、こういったことでは簡単に目覚めることはなく、本来は苦しいはずの状態で眠っているわけです。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時の無呼吸が頻繁に起こると、それは一種の病気と診断されます。「睡眠時無呼吸症候群」です。具体的な無呼吸の定義として「10秒以上の呼吸の停止(気道が閉じている)」といったものがあります。

睡眠時無呼吸症候群は、一時期、様々なメディアでとりあげられました。現在でもメタボリック症候群の特集のテレビ番組があると、一緒に睡眠時無呼吸症候群がとりあげられることがあります。つまり、肥満と大きな関連性があるということです。

肥満のヒトは、贅肉によって気道がふさがりやすい状態になり、いびきをかきやすくなります。これによって無呼吸状態が誘発されてしまいます。

睡眠時無呼吸症候群の患者のかたは 「睡眠時間をしっかりとっているのに、日中眠くて仕方がない」 「あまりの眠気によって、瞬間的な昼寝(10秒程度)をくりかえす」 「息苦しさで目を覚ましてしまう」 などといった、睡眠中だけでなく、日中の活動に対しても様々な支障をもたらす症状があらわれます。眠気による仕事のミスほどつまらないものはありません。特に車を運転したり、工業用の工作機器を操作する仕事をしているかたは、人命につながる事故を起こすことも考えられるのです。

こういったいびきによる睡眠障害を改善するためには、本人が自覚をもって治療をおこなうことが重要です。しかし、睡眠時のいびきや無呼吸は、当事者である本人が自覚することはできません。家族によるサポートや指摘が必要になってきます。

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