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34. 妊娠中は眠くなる

女性の睡眠について、今回は妊娠中の女性におきやすい睡眠の問題をテーマにしています。 妊娠初期はホルモンの関係で眠くなりやすく、妊娠後期は様々な要因によって眠りにくくなってきます。これらを具体的に説明しています。

妊娠中は眠くなる

女性は妊娠するとホルモンのバランスが変わります。さらに赤ちゃんが育ってくると体も大きくなって睡眠に支障が出てきます。

妊娠前期になると、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌量が増加します。プロゲステロンが増えると、眠気が増したり、体温が高くなったりします。こういった作用は赤ちゃんがよく育つようにという理由から、女性がもっている本能です。

プロゲステロンの影響が強くなってくると、妊娠初期で仕事を続けている場合に、眠気で仕事に身が入らないということがでてきます。からだをあまり動かさない仕事ならなおさら眠気が強くなるでしょう。

妊娠時の眠気は生理的なものです。睡眠が足りないとかそういったものが原因ではないのです。周囲に理解が得られるように、妊娠前には特に良好な人間関係を保っておきましょう。眠気を覚ます方法としては、軽い運動をおこなうことがよいでしょう。朝起きたら日光をしっかりと浴びて、眠気を取りのぞきます。食事は三食しっかりととり、お腹いっぱい食べないように腹八分目を意識しましょう。昼食が終わったら、できるだけお昼寝の時間をとるようにします。15分間のお昼寝によって眠気が軽くなるのが実感できるでしょう。

妊娠後期には寝不足になりやすい

妊娠後期になってくると大きなお腹がジャマになってうまく寝返りが打てません。これによって眠りにくくなったりします。また、赤ちゃんが動くことによって腹部の違和感を感じることもあり、他にも頻尿や腰痛のために睡眠中に目が覚めて、寝不足になり、日中からぼーっとしている方もいます。こういった場合にも効果的なのが昼寝です。毎日決まった時間(できれば昼食後)に昼寝を15分とることを習慣づけると、眠気はやわらぐでしょう。

妊娠中に起こりやすい「むずむず脚症候群」

むずむず脚症候群とはその名のとおり、脚がむずむずして眠れないという症状です。ヒトによって感じ方が違います。ある方は小さなアリがたくさんいるみたいな感じ。また別の方は、ちくちくとしびれるというふうに、脚に不快感を感じて寝つけないというものです。アメリカでは「じっとしていられない」という意味から「レストレス・レッグス症候群」と呼びます。

これは妊娠中に起きやすいといわれています。原因は妊娠中の鉄分不足とされます。対処法としてはマッサージをおこない血流をよくするか、鉄分を補給して貧血を解消するのが効果的でしょう。

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