01

45. 安全になった睡眠薬

不眠の症状があるときは生活習慣を見直すことが重要です。運動を取り入れたり、毎朝の起床時間を固定するなど、出来る努力はすべて行うようにしましょう。「薬があるから眠れる」などと考えてはいけません。あなたの努力で不眠症は軽減できるはずです。

安全になった睡眠薬

睡眠薬と言うと世間一般のイメージとして「毒薬」だとか「くせになる」または「犯罪で使われる」など、悪いイメージが先行しています。実際は、睡眠障害の患者を助ける薬として有用なものです。睡眠薬のイメージが悪い日本では、眠れないから寝酒が習慣になっている方も多く、これでは肝臓を悪くしてしまいます。

昭和初期には服毒自殺といった目的で睡眠薬が使われることが多くありました。有名なのがアメリカの大女優マリリン・モンローによる睡眠薬を使用した自殺です。こういった事件もあって、睡眠薬による自殺が急増することとなりました。

しかし、現在処方される睡眠薬で服毒自殺をすることはできません。副作用がかなり改善されていて、死ぬには1000錠が必要とまでいわれます。

しかし、いまだに睡眠薬は毒性が強く、クセになるという通説がまかりとおっています。これは大きな間違いです。

睡眠薬を服用するときの注意点

睡眠薬は寝る直前に服用します。効果としては、筋弛緩作用と催眠作用が同時にあらわれます。30分以内に入眠効果があらわれるので、筋弛緩作用によるふらつきによる事故に注意が必要です。外出するのはもってのほかで、自宅でも階段の登り降りなどに注意が必要となります。またアルコールとの併用によって効果が大きく変わります。お酒と一緒に服用しないようにしましょう。

睡眠薬の副作用

薬は作用と副作用があります。現在の睡眠薬は副作用が軽減されているとはいえど注意しなければならない副作用がいくつかあります。代表的な副作用は以下のとおりです。

・持ち越し効果

朝起きても睡眠薬の効果が残っていることを持ち越し効果といいます。薬効により筋弛緩効果や催眠効果があるので、目覚めても意識がぼーっとしていたり、考えがまとまらず仕事にとりかかることができません。

・記憶障害

薬を飲みすぎた時に健忘症状が出ることがあります。多量に摂取した時や、アルコールと同時に服用した場合に起こりやすいとされています。

・筋弛緩作用

睡眠薬の薬効によって力が入らなくなり腰が抜けてしまうことがあります。

普通に歩くことができずに転んでしまい、けがをすることがあるので注意が必要です。お年寄りに多いとされています。

・幻覚作用

薬によっては意識がもうろうとして幻覚をともなうことがあります。入眠時に発生することが多く、幻覚によってハイな気分になって眠れないことがあります。

副作用を軽減するには、いずれにおいても薬の摂取量を減らしてみたり、種類を変えてみることが大切です。副作用はそれほど強くはないので、容易にコントロールすることができるはずです。

«   

もう一記事読んでみませんか?

広告スペース