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28. 睡眠と金縛り

寝る時におそってくる金縛り…。からだが動かせず、声も出せません。「自分のからだは異常なの?」と疑問に感じているかたもいるでしょう。今回は睡眠の豆知識として金縛りについて考えていきます。

霊が降りてくる!?

金縛りは昔から霊的な要素があるといわれてきました。「先祖の霊がおりてきている」。とか「旅先のホテルで金縛りにあった。ホテルに聞いたところ過去にそこで死んだヒトがいた」といったものです。

金縛りとは具体的にどういうものか

そもそも金縛りとはそういった現象なのでしょうか、金縛りの表現として妥当なのは「意識はハッキリしているがからだは動かず、わずかに眼球が動かせるだけ」といった状態です。からだを動かすことはできません。この状態は恐怖感を感じるかたが多くみられます。

医学による金縛りのしくみ解明

現在では、医療技術の進歩により金縛りの謎は解明されています。それでは金縛りのときにわたしたちのからだのなかでどういった変化が起きているのか、何が起きてるのかを説明していきます。

金縛りは寝付く直前に起きることが多く、比較的眠りの浅いレム睡眠に関連があるといわれています。レム睡眠時は眼球が小刻みに動いて夢を見ています。したがって、基本的にレム睡眠の時に金縛りはおきるとされています。金縛りは未成年の時に起きることが多く、これは眠りの深さが関係していると考えられてます。大人になるにつれて眠りも深くなっていき、次第に金縛りにならないようになります。また金縛りを体感するヒトは個人差があり、何度も経験したことがあるかたもいれば、一度も金縛りになったことがないかたもいます。

この時、脳からの筋肉への信号は、眼球を動かす筋肉と呼吸筋のみに遮断されています。この状態のまま手や足を動かそうとしても、信号が届かないので動くはずがありません。つまりほとんど眠ったままなのです。この状態だと夢と現実の区別がつかないようになっているので、死んだヒトの夢を見ていたりすると、夢がまるで現実かのように錯覚してしまいます。これが「霊が降りてきた」という状態になるでしょう。

霊的な効果も否定できない

ヒトは理解ができないことがあったりすると、自分の都合のいいように拡大してものごとを考えるくせがあります。金縛りにおいても、不思議で理解できないことなので、先人たちは「霊があの世から降りてきて、からだの上に乗っている」といったのでしょう。

しかし、たとえ夢であったとしても、自分が大好きな人に会えるのはとても幸せなことです。医学的に金縛りのしくみが解明されたとしても、先祖の霊がやってきているというのは、まんざら嘘ではないでしょう。

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